ジオメトリの見方
メーカーの表記に『推奨サイズ』があればよいのですが、中には『推奨サイズ』を書いていないメーカーもあります。その場合は、ジオメトリを参考にします。
各メーカーのサイトを見ると、ジオメトリという欄にロードバイクの寸法が記載されているはずです。ジオメトリの記載がないロードバイクは買わないほうがいいでしょう。そのくらい大事な情報なのです。
ジオメトリの見方が分かるようになると、見るだけでサイズ感や自転車の特性を見分けることができるようになります。
早めにジオメトリの見方をマスターしましょう!きっと、お店やサイトで自転車を眺めるときに楽しみが増えるはずです。
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サイズはトップチューブの長さで決まる
下記はメリダのロードバイクのジオメトリの図です。
トップチューブ(TT)、シートチューブ(ST)、ダウンチューブなどの寸法が書いてあるはずですが、どれを見ればいいのでしょうか?
サイズ選びのときに見るべきなのは、トップチューブ(ホリゾンタル換算)です。これでシートからハンドルまでの距離が決まってくるので、自動的にサイズも決まってくる、というわけです。
他の寸法はバイクの特性を見るのに使う
他の寸法は、主にロードバイクの形状の特徴を見るのに使います。
例えば、シートチューブの長さを見ると、だいたいどのくらいシートポストが出るのか、予想がつきます。見た目はシートポストが長く出ていた方がかっこいいですし、大きなサドルバックを装着する場合は長く出ていないとつけることができません。
ヘッドチューブの長さを見ると、ロードバイクがレース向けなのか、ロングライド向けなのか、見分けることができます。トップチューブの長いロードバイクは、体が立って楽な姿勢になりますので、ロングライド向けになります。逆にトップチューブの短いロードバイクは、前傾姿勢が強くなり、空気抵抗の少ないレース向けのバイクになります。
Y’s Roadのバイオレーサーを利用する
Y’s Roadのバイオレーサーも、一度使ってみるといいと思います。身長や股下などを測って、あなたにピッタリのロードバイクのジオメトリを出してくれます。一番安いグレードのバイオレーサーは1000円でできますし、これで十分です。
注意点があり、私の経験ではおそらくはレース仕様で寸法を出してくるような気がします。これでトップチューブ(ホリゾンタル換算)も出てくるはずですが、サイクリング目的であれば約10mm短めのものを選んだ方が楽な姿勢で乗れると思います。
まとめ
ジオメトリは自転車のサイズ感や特性を見る上で大事な指標です。ジオメトリの見方をマスターして、自分にあった自転車の理想形を描けるようにしましょう!
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