ブレーキシステムはこだわろう

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先ほどの記事でエントリークラスのロードバイクをオススメしましたが、ブレーキについては注意点があります。

安全に関わることですので、注意して読んでください。


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エントリークラスのブレーキは危険

Clarisなどの初心者向けのコンポーネントで十分!と申し上げてきましたが、ブレーキだけは違います。コンポーネントの中でブレーキは、顕著に違いを体感できます。

Clarisなどのエントリークラスのブレーキはとても効きづらく、握力のない人や女性は危険です。シマノ以外のメーカーのブレーキが使われている場合も、制動力がよくないとみてよいでしょう。

どれだけ危険かといえば、下り坂で時速30km以上出していると、握力のない人はノーコントロールになるくらいです。ロードバイクのキャリパーブレーキは、クロスバイクやマウンテンバイクよりはるかに止まりにくいのです。

どのクラスのブレーキに変えるべきか

Clarisだけでなく、上位コンポーネントであるSora、Tiagraも同様です。これらのグレードのブレーキシステムは、あまり制動力がよくありません。

ブレーキを換装するには、105以上のグレードのブレーキがオススメです

安全のためにブレーキだけは105(BR-5800)以上に換装してください。シマノの互換性チャートによると、Clarisのブレーキレバーでも、105のブレーキを引けることになっています。

105(BR-5800)以上のブレーキは機構が違います。キャリパーブレーキの支点を左右対称にした『SLR-EVテクノロジー』が採用されており、ブレーキ性能が格段にアップします

従来のブレーキシステムを示した図が下記です。支点が右側に偏っています。

従来のブレーキシステム

下記は、『SLR-EVテクノロジー』を示した図です。キャリパーブレーキの支点が左右対称になっています。

SLR-EV

前後セットでも購入することができます。

初心者ほど、ブレーキにこだわった方がよいです。クランクや変速装置の違いは微妙なものですが、ブレーキの効きは全然違います。

お金がない場合は、シューだけでも取り替える

予算がない場合はキャリパーを変えなくてもシューだけでも変えることをオススメします。これだけでも、だいぶ違います。

まとめ

20万円台のロードバイクでも、ブレーキは低価格化のために他のメーカーのブレーキにされていることが多いのが事実です。たぶん、ブレーキを変えることが暗黙の了解になってるのかもしれませんが、初めて乗る人は危険なので気をつけて下さい。

次の記事はこちらです。

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